サンタバーバラ風景写真 - 夕暮れの出会い |
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ある日、夕暮れの街を写真に撮りたくてカメラを片手に散歩に出た。 夕陽の沈む方へただひたすらまっすぐに。 街中はどこも夕食時で歩く人の姿もなく、家の中からはいい香りが漂っている。 夕焼けに浮かぶヤシの木のシルエットを見つけ、シャッターを切った。 その時、1人の男性が声をかけてきた。 『 何してるの?夕陽の写真でも撮りに来たのかい? 』 そこには白髪の老人が立っていた。 50〜60歳くらいだろうか? その温厚な口調、その温厚な表情、とても暖かい雰囲気のある老人だった。 日本が好きだという老人は彼が知っている日本のことを話して聞かせてくれた。 『 君さえ良ければいつでも夕食を御馳走するよ いつでもノックしにおいで 』 そう言い残して夕食の時間だからとその場を去った。 たまたま散歩に出たくなり、たまたま夕陽が見たくなり、 たまたま立ち止まった家の前で出会った一人の老人。 小さな偶然が重なり巡り会わせてくれたひとつの出会い。 僅か15分間の夕暮れの中での出来事。 |